条件に合った数値を合計する
条件に合った数値を合計するためにSUMIFS関数を使ったことがある方は多いと思います。 SUMIFS関数では、合計するセルの条件を指定するための条件範囲と条件を設定することで、条件を満たしたセルの数値のみを合計することができます。 例) 科(B列) が ネコ の 頭数(C列) の合計 = SUMIFS ( C:C , B:B , "ネコ" )
そして、SUMIFS関数では複数条件を指定すると、全ての条件を満たした値のみが合計されます。(AND条件) つまり、SUMIFS関数だけでは、○○または◇◇といったOR条件での合計を計算することができません。
例) 科(B列) が ネコ かつ 頭数(C列) が 10頭以上 の 頭数(C列) の合計 = SUMIFS ( C:C , B:B , "ネコ" , C:C , ">=10" )
「○○または◇◇(OR条件)」を満たす数値を合計する
今回の標題である"自由自在"を実現するために、SUMIFS関数をAND条件だけではなくOR条件で複数の条件を設定する方法をご紹介したいと思います! OR条件で合計するためにSUMIFS関数+SUMIFS関数+...と関数自体を足し算して、どんどん式が長くなってしまっているケースをよく見かけます。 ですが実は、{ } 内にカンマ区切りで条件を入力しSUM関数で囲うことで、 ごく簡単に「○○または◇◇」といったOR条件で数値を合計することができます。 例) 科(B列) が ネコ または リス の 頭数(C列) の合計 = SUM ( SUMIFS ( C:C , B:B , { "ネコ" , "リス" } ) )
さいごに
Excelでは複雑な条件を指定しようすればするほど計算式が長くなってしまいます。 使用しているExcelでSUMIFS関数の足し算がありましたら、今回ご紹介したOR条件での記述方法をご活用ください! 更に条件を追加すれば、AND条件とOR条件を組み合わせることもできますので、 複数の条件で計算したい場合にもぜひ試してみてください!