はじめに
こんにちは。ティーマネジメントのシステム担当ムギです。
これまでもWinActor®について様々な内容をご紹介してきましたが、
そのなかに度々「ノード」という言葉が出てきたかと思います。
そもそも「ノード」ってなに?という方向けに、今回は今更ながらノードについてご紹介します。
ノードってなに?
「ノード」とは、WinActor®のシナリオを構成する1つ1つの部品のことを指します。
1つのノードにある操作が設定されており、ノードを組み合わせることでシナリオを作成していきます。
例えば、「一定時間待つ」「クリップボードに値を格納する」などの操作がノードとして用意されています。
ただし、「ノード」として用意されているのはどのようなシナリオでも使用できる基本的な動作のみです。
より細かい動作や特定のアプリ(ExcelやWordなど)に特化した動作は「ライブラリ」として用意されています。
※「ライブラリ」についてはまた改めてご紹介しますので、今回は割愛いたします。
ノード情報について
各ノードはノードごとにIDや種類などの情報を持っています。
ノード情報はノードの上にマウスカーソルを置くと確認することができます。
①ノードID
シナリオ内のノードを識別するための固有番号です。
ノードがフローチャート内に配置されたときに自動的に付与されます。
※同一ノードであっても別のIDが付与されます。
ユーザによるIDの変更はできません。
ノードIDはウィンドウ識別ルール画面やイメージタブ画面などの各管理画面や、実行ログでも使用されます。
また、ノードIDを使用してシナリオ内からノードを検索することも可能です。
②ノード種別
ノードの種別で、ユーザによる変更はできません。
ノード種別ごとに役割や設定項目が異なります。
③ノード名
ノードに付けられた名前で、フローチャート上での表示名です。
ノード名は任意に変更ができます。(初期値はノード種別が設定)
ノード名は検索にも使用することができ、
シナリオのメンテナンス性向上のためにも処理内容がわかりやすい名前が推奨されます。
④コメント
ノードに付けられたメモで、任意に変更が可能です。
処理内容の意図などをコメントとして残しておくと、メンテナンス時に役立ちます。
※ノード名やコメントは各ノードのプロパティ画面で編集できます。
ノードのカテゴリと使い方
ノードはWinActor®の画面の左側にある[ノード]タブ(ノードパレット)にあります。
ノードパレットからノードをドラッグ&ドロップすることでシナリオに配置することができます。
ノードパレット内では、ノードはカテゴリごとに分けられています。
■フローカテゴリ
分岐や繰り返しなど、フローチャート内でよく使用される処理が分類されています。
例:グループ、分岐、繰り返し、例外処理、イベント開始など
■アクションカテゴリ
画像マッチングやコマンド実行など、実際に対象の画面なんらかの動作を実行する場合などに使用される処理が分類されています。
例;画像マッチング、時間指定待機、コマンド実行、スクリプト実行など
■ユーザカテゴリ
処理を実行中のユーザに対して何らかの操作を求める、通知をおこなう場合などに使用される処理が分類されています。
例:インプットボックス、音 など
■変数カテゴリ
変数の設定や、変数の値を変更する場合などに使用される処理が分類されています。
例:変数値設定、日時取得、カウントアップ など
おわりに
いかがでしたでしょうか。
今回はWinActor®の基本、「ノード」についてご紹介いたしました。
ノードは名前設定やコメントの付与など、メンテナンス時に役立つ情報を追加できますので
自分以外がシナリオを編集する可能性がある場合は適切に情報を追加しておきたいところです。
次回は今回ご紹介できなかった「ライブラリ」についてご紹介予定となります。
興味がある方はぜひお楽しみに!
ティーマネジメントでもWinActor®に関するご相談などを承っておりますので
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