※FileMaker Pro 19にて動作テストを行っております (ver15.0以降対応)
はじめに
今回の記事では、レコードのインポートを行う際の一時格納先など、 処理のたびにテーブルにあるレコードを全削除したい場合のスクリプトの簡略化ステップをご紹介します。
テーブルデータを削除
特定のテーブルの全レコードを削除したい時にはスクリプトステップ[テーブルデータを削除]がかなり便利です! [テーブルデータを削除]では実行するレイアウトや対象レコードに関わらず、 指定したテーブルにある全てのレコードをワンステップで削除することができます。 レイアウト移動せずに実行できるので、レイアウトに戻るといった実行後の処理も考えなくて良くなります!
例) テーブル[インポートテスト]にある全レコードを削除する場合
⇓ レイアウト切り替えと全レコードの表示を省略! ⇓
※他のレコード削除のスクリプトと同様に、 [ダイアログあり]のオプションも設定できますので、 削除前に確認ダイアログを表示したい場合はオンにしてください。
さいごに
レコードの削除は一度実行すると元に戻すことができないため、慎重に設定する必要があります。 今回紹介した[テーブルデータを削除]では、ステップ数を少なくできることに加えて、 ステップ内でテーブルを指定するので、ユーザーの実行時の環境に左右されにくいというメリットがあります。 ただテーブルを空にしたい、というつもりで作成したスクリプトが、 想定していないレイアウトでの実行やアクセス権によるエラーで、別テーブルのレコードを削除してしまった! といった悲しいトラブルを引き起こさないよう、リスク回避の一案としてどうぞご活用ください♪