はじめに
こんにちは。ティーマネジメントのシステム担当ムギです。
早速ですが、FileMakerシステムでリスト画面から詳細画面へ切り替えるときに、
選択したいレコード行をダブルクリックやダブルタップで切り替えられたらな…といったことはありませんか?
今回ご紹介するのは、2回選択で選択したレコードの詳細画面へ移動するスクリプトのご紹介です。
ダブルクリックでレイアウトを移動する
まずは完成イメージです。
例えば、商品リストのレイアウトがあり、各商品には詳細情報が記載されたレイアウトがあるとします。
リストのレコードを2回選択すると詳細レイアウトに移動するように設定します。
●スクリプトの設定
ではスクリプトの設定をみていきましょう。
今回のスクリプトでは選択したレコードの主キーをグローバル変数に格納し、
再度選択されたレコードの主キーがグローバル変数の主キーと同一か判定して動作させます。
【設定内容】
①選択したレコードの主キーとグローバル変数の主キーが一致しているか判定
⇒②一致している場合(2回目の選択)
詳細画面レイアウトに切り替え、グローバル変数の値を初期化する
③一致していない場合(1回目の選択)
グローバル変数に選択したレコードの主キーを格納
このスクリプトを透明なボタンなどでリストの上に配置します。
以上の設定だけで選択したいレコード行をダブルクリックやダブルタップすると
レイアウト移動がおこなえるようになります。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
リスト形式のレコードをダブルクリックやダブルタップで
レイアウト切り替えをおこなうスクリプトをご紹介いたしました。
この記事では2回目選択時の処理をレイアウト切り替えに設定しておりますが、
レコードデータをコピーして指定のフィールドに転記させる、別ウインドウでデータを表示するなど
様々な処理に置き換えて使用することも可能です。
また、iPhoneなど、画面サイズによって詳細移動ボタンの配置が難しい場合などにも
ダブルタップでのレイアウト移動は活用できるかと思います。
ぜひ試してみてください。