※注意※ ディズニー映画の『リトル・マーメイド』、アンデルセン童話の『人魚姫』のあらすじ、ネタバレになる内容が含まれています
はじめに
今回はシステム開発の内容から離れ、 話題のChatGPTを使って、こちらも実写映画化で話題になっている『リトル・マーメイド』の原作、 アンデルセン童話の人魚姫と王子様の、幸せな結末を書いてもらいました!
人魚姫のあらすじ
まずはアンデルセン童話の人魚姫がどういった物語であるのかを確認するために、 ChatGPTにあらすじを教えてくれるように書き込みます。
「アンデルセン童話の人魚姫のあらすじを教えてください」
人魚姫の命を助けるために魔女と交渉したのは人魚姫の姉たちなのですが、人魚姫本人に変わっていたり、 人魚姫の命を取り戻すために人魚姫の命を奪わなければならないなど、少々おかしな部分はありますが、 王子を助けた人魚姫が声を失ったことで気付いてもらえず、王子は別の女性と結ばれてしまうという大筋のストーリーは合っていますね。 このまま、人魚姫と王子が結ばれるような改変をさせていきたいと思います。
人魚姫と王子様のハッピーエンドを作ってみる
先に回答してもらったあらすじでは、人魚姫は王子と別の女性の幸せのために身を引き、 人間になってまで会いに行った王子と結ばれませんでした。 ここからChatGPTには人魚姫と王子が結ばれるようなオリジナルストーリーを作り出してもらいます。
「人魚姫が王子と結ばれる、もしもの物語を作ってください」
なんとハッピーエンド後の子供たちのアフターストーリーまで創作してくれました。 また、ちゃっかり「異なる世界の融合や寛容さ」という現代に即したテーマまで想定されています!
オリジナルストーリーを更に補充する
充分に素敵なオリジナルの物語を作ってくれましたが、せっかくなのでもう少し注文をつけてみました。 人魚姫が王子とすれ違う最大の要因である、魔女に奪われた"美しい声"があっさり戻っていたため、 声を取り戻すまでのストーリーを練ってもらうことにします。
「なぜ声を取り戻したのか、という根拠が弱く感じます」
『リトル・マーメイド』では人魚姫の父である王様が手を貸してくれましたが、 ChatGPTが改変した人魚姫は、映画ではヴィランである海の魔女まで味方に付けてしまいました…! 書き足してくれた中に”魔女の試練”という気になるワードもあるのですが、今回はここまでにしたいと思います。
さいごに
このように、ChatGPTは何度も問いかけを続けることで、 それまでの問いかけを前提として、自分の求めている回答へ方向修正していくことができるのが利点だと思います。 また今回ChatGPTを使用してみて、「~と感じます」といった指示のない曖昧な問いかけをしても、 しっかり意図を汲んで返してくれるのも、AIならではの魅力だと感じました。 これからの社会には、他にもたくさんのAIが増えていくことが予想されます。 システム開発者としては、人魚と人間ならぬ、機械と人間が共存する社会の架け橋になっていきたいですね!